「副作用研究所.com」は、「医薬品」の「副作用」を「徹底検証」して、「副作用」のない、あなたのための「医薬品」の情報をお届けしております。
「医薬品」は正しく使っていても、「副作用」の発生を防げない場合があります。そこで「医薬品」の「副作用」について、「副作用研究所.com」は、最適な情報をお届けしようと開設されました。
病気を治したり、症状を軽くしたりする、薬本来の目的の働きのことを「主作用」といいます。
また、薬が原因で、顔や体にブツブツができたり、胃が痛くなるなど、薬本来の目的以外の好ましくない働きのことを「医薬品」の「副作用」といいます。
「医薬品」は、本来安全性の高い成分が使用されており、特殊な例をのぞき、強い「副作用」が出るものではありません。
そこで、「医薬品」を適正に使用したにもかかわらず、その「副作用」により入院治療が必要になるほどの重篤な健康被害が生じない前に適切な情報をみなさんにお届けしています。
アライ・リフィールパック(AlliRefillPack)60mg 【1箱120錠】
- 2017/6/30
- 糖尿病
アライ・リフィールパックは、オルリスタットを主成分とする、減量を目的とする人のための医薬品です。米食品医薬品局(FDA)認可済みの肥満治療向け製品です。食事で摂取する脂肪分のうち、その約25%の吸収を抑えます。アライはリパーゼ阻害薬と呼ばれる医薬品のグループに属し、脂肪分が内臓で吸収されるのをブロックします。吸収されなかった脂肪分は、排便を通じて体外に排泄されます。
リパーゼという酵素は消化管の中で、食物脂肪を細かい要素に分解する働きがあります。細かく分解された食物脂肪はエネルギーとして消費されたり蓄えられたりします。アライに含まれるオルリスタットは、このリパーゼの働きを阻害します。このため、食事とともにアライを服用すると、食事から得た食物脂肪の約25%の分解が妨げられ、吸収されずに排泄されます。
アライ・リフィールパックの有効成分であるオルリスタットは、世界でももっともよく研究されている減量成分です。オルリスタットは1997年に初めて登場して以来、100を超える臨床研究のテーマとなっており、その被験者数も30,000名に上ります。そして現在、オルリスタットの使用者数は5,000万人を超えており、肥満治療薬としてはもっともポピュラーなものの一つです。
アライと同じく、オルリスタットを有効成分とするものに、ゼニカルがあります。ゼニカルは、アライがオルリスタットを60mg含むのに対して、その倍の120mgを含みます(食物脂肪の約30%を排泄)。目安としては、肥満度をあらわす指数であるボディマス指数(BMI)が30を超える場合、ゼニカルの使用が推奨されます。
アライ・リフィールパック服用の際は、ビタミンA、D、E、K、βカロチンを含むマルチビタミンの摂取が必要です。オルリスタットの脂肪吸収ブロック効果により、水溶性ビタミンの吸収も妨げられるため、これを補う目的からマルチビタミンの服用が必要となります。
◆効果
食事から得た食物脂肪の約25%の吸収を防ぐ効果が期待できるため、ダイエット生活に組み入れることで、減量効果が上がります。
※効果には個人差がありますことを予めご了承下さい。
◆用法
1日3回、脂肪分を含む食事とともに、または食後1時間以内にご服用ください。脂肪分を含まない食事の場合は、服用をスキップしてもかまいません。
◆注意事項
18歳以上の成人のみ、使用いただけます。
他に医薬品を服用されている場合は、使用前に医師にご相談ください。糖尿病、甲状腺障害、不整脈、循環器疾患、発作等の症状を抱える方、健康な体重の方、臓器移植を受けた方、シクロスポリンを服用している方、妊娠中の方、授乳中の方は使用しないでください。
◆副作用
脂溶性のビタミンA、D、E、K、βカロチンの吸収が阻害されますので、これらの摂取を増やして補う必要があります。マルチビタミンなどのサプリメントの使用が推奨されます。
めったにありませんが、肝臓に障害が生じる場合がありますので、不具合が出た場合は、直ぐに医師にご相談ください。
◆成分
オルリスタット 60mg
Orlistat 60mg
◆その他
Glaxo Smith Kline