「副作用研究所.com」は、「医薬品」の「副作用」を「徹底検証」して、「副作用」のない、あなたのための「医薬品」の情報をお届けしております。
「医薬品」は正しく使っていても、「副作用」の発生を防げない場合があります。そこで「医薬品」の「副作用」について、「副作用研究所.com」は、最適な情報をお届けしようと開設されました。
病気を治したり、症状を軽くしたりする、薬本来の目的の働きのことを「主作用」といいます。
また、薬が原因で、顔や体にブツブツができたり、胃が痛くなるなど、薬本来の目的以外の好ましくない働きのことを「医薬品」の「副作用」といいます。
「医薬品」は、本来安全性の高い成分が使用されており、特殊な例をのぞき、強い「副作用」が出るものではありません。
そこで、「医薬品」を適正に使用したにもかかわらず、その「副作用」により入院治療が必要になるほどの重篤な健康被害が生じない前に適切な情報をみなさんにお届けしています。
リオサイトメル(Liothytomel)25mcg 【1本90錠】
- 2017/7/1
- 糖尿病
Liothytomelは、有効成分のリオチロニンナトリウムを含有する甲状腺ホルモン製剤です。リオチロニンナトリウムは、日本国内で承認されているチロナミン錠と同一有効成分です。粘液水腫やクレチン症、慢性甲状腺炎などの治療に用いられます。
Liothytomelに含有されている有効成分のリオチロニンナトリウムは、不足している甲状腺ホルモンを補うことで、新陳代謝を高めます。食事により摂取されたたんぱく質や脂肪、炭水化物は、代謝されてエネルギーに変換されたり、身体の組織をつくるために利用されたりしますが、甲状腺ホルモンはこうした新陳代謝を促進します。
甲状腺ホルモンの中でもトリヨードチロニン(T3)を含有するLiothytomelは、同じ甲状腺ホルモンのチロキシン(T4)と比較して、効果の発現が速やかな薬剤です。
◆効果
粘液水腫、クレチン症、甲状腺機能低下症(原発性及び下垂体性)、慢性甲状腺炎、甲状腺腫
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
◆用法
リオチロニンナトリウムとして、通常成人初回量は1日5~25mcg(0.2~1錠)とし、1~2週間間隔で少しずつ増量する。
維持量は1日25~75mcg(1~3錠)とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。
■錠剤を分割して服用される際は、下記商品のご利用を推奨いたします。
▶安全度の高い錠剤カッターをご希望の方には、ウルトラピルカッター
▶ピルケース付きで持ち運びたい方には、ピルカッター
▶シンプルな錠剤カッターをご希望の方には、ブルーピルカッター
◆注意事項
飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用してください。ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分は服用しないでください。
※2回分を一度に服用しないこと。
薬の効果発現は遅いですが長く持続するため、早く効かせたいと自己判断で勝手に服用量を増やさないでください。
本剤はホルモン不足を補う薬ですので、医師の指示どおり長期に根気よく服用するようにしてください。
アルミニウム含有制酸剤や鉄剤、カルシウム含有製剤と同時に本剤を服用すると効き目が弱くなるため、できるだけお控えください。
直射日光の当たらない30℃以下の涼しい場所で保管してください。
■以下の方は本剤を使用しないでください。
新鮮な心筋梗塞のある方
◆副作用
発疹、AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPの上昇、心悸亢進、脈拍増加、不整脈、振戦、不眠、頭痛、めまい、発汗、神経過敏、興奮、不安感、躁うつ、食欲不振、嘔吐、下痢、筋肉痛、月経障害、体重減少、脱力感、皮膚の潮紅
ショック、狭心症、うっ血性心不全、肝機能障害、黄疸、副腎クリーゼなどの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。
◆成分
Liothyronine sodium USP 25mcg
リオチロニンナトリウム 米国薬局方 25mcg
◆商品別名(日本名)
チロナミン(武田薬品工業) 最終更新日 2017/04/19
◆その他
West-Coast Pharmaceutical Works Limited