「副作用研究所.com」は、「医薬品」の「副作用」を「徹底検証」して、「副作用」のない、あなたのための「医薬品」の情報をお届けしております。
「医薬品」は正しく使っていても、「副作用」の発生を防げない場合があります。そこで「医薬品」の「副作用」について、「副作用研究所.com」は、最適な情報をお届けしようと開設されました。
病気を治したり、症状を軽くしたりする、薬本来の目的の働きのことを「主作用」といいます。
また、薬が原因で、顔や体にブツブツができたり、胃が痛くなるなど、薬本来の目的以外の好ましくない働きのことを「医薬品」の「副作用」といいます。
「医薬品」は、本来安全性の高い成分が使用されており、特殊な例をのぞき、強い「副作用」が出るものではありません。
そこで、「医薬品」を適正に使用したにもかかわらず、その「副作用」により入院治療が必要になるほどの重篤な健康被害が生じない前に適切な情報をみなさんにお届けしています。
プロスパス (Prospas) 15mg 【1本100錠】
- 2017/6/23
- 糖尿病
LLOYD LABORATORIES社のプロスパスは、胃・十二指腸潰瘍、夜尿症、遺尿症、多汗症の治療に用いる薬です。
プロスパスの有効成分であるプロパンテリン臭化物は、抗コリン薬と呼ばれます。神経伝達物質であるアセチルコリンの作用を遮断することで、さまざまな効果を示します。
アセチルコリンには消化管の働きを促進する作用があります。プロパンテリン臭化物がその作用を抑えることで、消化管の運動を抑制し、胃腸管・胆管・尿管の筋肉の収縮による痛みをやわらげたり、胃酸の分泌を減らして潰瘍や胃炎を改善します。
また、アセチルコリンには膀胱を収縮する働きがあるため、プロパンテリン臭化物がその収縮を抑えて膀胱の容積を増やします。頻尿・強い尿意・無意識に尿が出るなどの症状を改善します。
ほかにも、プロパンテリン臭化物は、汗腺を刺激して発汗を促すアセチルコリンの作用を抑えることから、多汗症の治療に用いられます。
プロスパスは、神経伝達物質であるアセチルコリンの作用を阻害する、抗コリン薬です。
◆効果
下記疾患における分泌・運動亢進並びに疼痛
胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジー
夜尿症または遺尿症
多汗症
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
◆用法
通常、成人には1回1錠(プロパンテリン臭化物として15mg)を1日3~4回経口投与する。
なお、年令、症状により適宜増減する。
◆注意事項
飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用してください。ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分は服用しないでください。
※ただし、2回分を一度に服用しないこと。
本剤の服用中は、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
緑内障の方、前立腺肥大による排尿障害のある方、重篤な心疾患のある方、麻痺性イレウスのある方は、本剤を服用しないでください。
◆副作用
抗コリン作用(口が渇く、便が出にくい、尿が出にくい、尿量が少ない、残尿感、目がかすむ、光がまぶしい、見えにくい)
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。
◆成分
Propantheline Bromide 15mg
プロパンテリン臭化物 15mg
◆商品別名(日本名)
プロ・バンサイン(ファイザー) 最終更新日 2016/05/30
◆その他
LLOYD LABORATORIES, INC.
http://www.lloydlab.com